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エメラルド寺院にて撮影 |
ここで紹介するチュラロンコン大学は「タイの東大」。国内トップの国立大学だ。
タイ人との非公式な会話では「チュラ」と略す事が多い。
ではまず、チュラロンコン大学が世界でどのくらいの位置づけにあるのか。なかなか想像が出来ないと思うが、まずは世界の大学ランキングを参考にレベルを見てみる。
大学の世界ランキングを公表しているCenter for World University Rankings(CWUR)によると、チュラロンコン大学の2014年の世界大学ランキングは283位となっている。(東京大学24位、北京大学39位、シンガポール国立大学55位、京都大学60位)
大学の世界ランキングを公表しているCenter for World University Rankings(CWUR)によると、チュラロンコン大学の2014年の世界大学ランキングは283位となっている。(東京大学24位、北京大学39位、シンガポール国立大学55位、京都大学60位)
これを見る限り、世界的な知名度はまだまだかもしれない。だが、国内での知名度・ブランド力は群を抜いておりタイでは誰もが知る国内No.1大学だ。
設立は1917年。タイ最古の大学。創始者はラーマ6世で、大学の名前は彼の父親であるラーマ5世の「チュラロンコン王」よりきている。その為、大学の広場にはラーマ5世と6世の大きな銅像がある事からも、大変由緒ある大学である事が分かる。
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チュラロンコン大学のキャンパス内に建つラーマ5世と6世の銅像 キャンパス内で撮影 |
また、同大学には18もの学部があり、一般的に全ての分野・学部学科においてタイで頂点を極めていると言われている。(医学部は国王が入院していたシリラート病院を擁する国立マヒドン大学、政治学部は国立タマサート大学の方が上と言う説もあるが、一般的には全ての学部においてトップであるという声が多い。)
更に、タイ語においてチュラロンコン大学は他の大学とは異なる、特別な呼称が用いられる。タイ語で一般的な大学生を指す場合は「ナッグスッグサー」。例えば東京大学の学生は「ナッグスッグサー東京」となる。ところが、チュラロンコン大学の学生は「ニスィット」と呼ばれる。
また、タイ語で大学は「マハウィタヤーライ」と言いう。例えば東京大学をタイ語で言うと「マハウィタヤーライ東京」となる。しかし、チュラロンコン大学に限って語順が逆になり、「チュラロンコン マハウィタヤーライ」と呼ぶ。
学生達はタイ全国から集まってきた優秀な頭脳の持ち主達で、自分が会った限り北はタイ最北端のラオス国境の県、南はタイ最南端のマレーシア国境の県出身者がいた。チュラロンコン大学に留学する事で、優秀で学問に熱心な国内最高峰の学生達と磋琢磨でき、そこで築いた人脈は一生の財産となだろう。
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